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二ビル通信

えげつない問題を勝手気ままに取り上げるブログ


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エクストリーム競技試合の歴史改竄について


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エクストリーム・歴史改竄(えくすとりーむ・れきしかいざん)とは、歴史の曖昧な部分を拡大解釈によってつなぎ合わせ、クールでホットなご都合主義の新しい歴史を生み出す知的エクストリームスポーツである。知的といっても侮る事なかれ。他のエクストリームスポーツ同様、心技体の全てが問われる。なお、この競技において、観戦者や対戦チームから失笑・侮蔑・嘲笑されることは、賞賛に等しいとされる。


歴史は言うまでもなく、人類が歴史というものを認識しはじめた時から始まる。古来より、各国の歴史家は自国に有利な歴史をでっち上げてきたが、どのようなものが素晴らしくてどのようなものがそうでないのかを明確に判断する基準はなかった。事態を重く見た19世紀オランダの歴史家ファン・デル・ハンセンは、独自の研究によって、現在の大世界エクストリーム歴史改竄協会共同体の前身となる世界歴史協会を立ち上げた。
それから約一世紀。彼の意志は確実に受け継がれ、歴史改竄の優劣の比較は、「エクストリーム・歴史改竄」として生まれ変わり、裏でオリンピックの種目に加えられるまでなった。


基本的なルール

エクストリーム・歴史改竄は、あくまでも曖昧な部分を拡大解釈するスポーツであり、歴史を根本から揺るがすようなことをしてはならない。詳しいルールとしては、以下の数点が協会より提案されている。
歴史上の大事件は変更することが出来ない。
一度死亡した人物を生き返らせることは出来ない。ただし、常識的な寿命の範囲なら生きていたことにするのは可。
例:アドルフ・ヒトラーはベルリン陥落後、アフリカで静かに余生を過ごした。
極端な国の変更は禁止
例:卑弥呼ローマ帝国の出身だった。


試合形式

試合は、各国10人のチームを組んで行う。男女の制限はないが、歴史家またはそれに準ずる人間は、1チーム5人までと決められている。残りの5人をニートや暇そうな警察官といった、様々なカテゴリの愛国者からバランスよく選ぶのが勝利の鍵と言われている。
国内予選(日本の場合)
日本の場合、国内予選は各都道府県の地区予選のあとに、全国大会に出場する仕組みになっている。ただし、北海道と東京は甲子園と同じく、2チーム代表となることが許されている。予選は本戦とは異なり、様々なシチュエーションの中で適切な歴史の拡大解釈と改竄を問うマークシート方式の試験で行われる。チーム内での総合得点がもっとも高かった上位10チームが、国内最終予選に進むことを許される。
本戦第1ラウンド
本戦第1ラウンドは、二つの歴史解釈から、よりクソと思われる方を選び、日本の『全国高等学校クイズ選手権』の方式で○×クイズを行う。ただし、○×が書かれたステージの上までたどり着くためには、サスケや火渡り、さらにはブービートラップの仕掛けられたベトナムのジャングルの中を抜けなければならない。もちろん、解答前に脱落したチームは自動的に失格となる。32チーム以下になった時点で第1ラウンドは終了となり、第2ラウンドに進む。
本戦第2ラウンド
本戦第2ラウンドでは、8チームまで絞り込む。


強豪国

韓国
言わずと知れた歴史改竄先進国本競技最大のタブーである「歴史を根本から揺るがす」ような改竄にも果敢に挑戦し、失格をも恐れないその姿勢に世界中から失笑を浴びている。その改竄対象は文化や政治、地理に留まらず、果ては宇宙の始まりの起源主張すらやってのけ、本競技の世界最高峰といっても過言ではない。
ギリシャ
最近猛威を振るいだした新進気鋭の本格派。50年前に受け取った第二次世界大戦のドイツからの損害補償をなかったことにするという、比較的難しいとされる近代歴史の改竄に挑み、今年度の優勝間違いなしと見られている。
中国
本競技の古参で、実力はあるが未だ戴冠はなく、無冠の帝王と呼ばれている。その背景には「自国に金をもたらす改竄しか興味がない」「名誉や名声のための改竄には興味がない」事が原因と言われている。強盗殺人で懲役三年、脱税で死刑となるこの国ならではの姿勢である。そのため、他国に比べムラが大きいが、ハマれば強い。
日本
本競技の上位から下位をウロチョロしている中庸国だが、そのファンは多い。某国の三国時代最強の武将を巨乳JKに改竄したり、聖書に記載されている天使や神をネタにボーイズラブを書いたりと、世界を火の海に変えかねないネタを熱心に広めている。一部からは「改竄ではないのではないか」とクレームがついているが、一部のファンが「もっとくれもっとくれ!」とうるさいため、黙殺されているのが現状である。


名勝負

ソメイヨシノ――言い出したのは日本人(1932年)
日本からアメリカに送られた桜がポトマック河沿いに見事な花を咲かせたため、それに着目した韓国チームが決めたトリック。一般に日本産のサクラとして知られているソメイヨシノ染井吉野)は本当は済州山(チェジュサン)の王桜、つまり韓国産のサクラであると主張。1939年に日本人・小泉源一大韓民国済州島の王桜との類似を指摘して、済州島が自生地であり起源とする説を唱えたことをベースにしている。当初猿同然の気違い戦前の科学者の学説を基にしていたため信憑性が低く、高得点は狙えないとされていた。事実(小難しいことは知らんが)桜の遺伝子調査で捏造が発覚、敗退が危ぶまれた。しかし韓国は「日本が歴史教科書まで改竄している」と主張、王桜の自生地にソメイヨシノを積極的に植林、逆に韓国の在来種である王桜を駆逐して大逆転した。自国の在来種を屠るというウルトラCによって驚異的な芸術点と技術点を叩き出し、後々まで語り草となる名試合となった。
コムド――剣にまつわる半島の想い(2003年)
「剣にまつわる半島の想い」は、2003年に韓国チームが悲願の金メダルを手に入れた際の決勝戦での歴史テーマ。本戦では「実はなかった拉致問題」などのテーマで、何とか勝利してきた韓国チームであったが、決勝最終ラウンドで宿敵アメリカと激突。余裕をこいていたアメリカチームを前に苦戦していた韓国チームは、アメリカ人がこよなく愛するサムライソード、いわゆる日本刀に目をつけて、独自の解釈と見事なまでの屁理屈により、日本刀および剣道が朝鮮起源であることを証明して、奇跡の逆転勝利を起こした。だが、この結果を真に受けた日本の過激派が、在日朝鮮人を竹刀で襲撃するなど、社会問題を引き起こすまでになった。
南京大虐殺――日本人は1分間に30人殺した (2004年)
第二次世界大戦中に日本が南京で行ったとされる架空の大虐殺を、あたかも事実であったかのように見せることで金メダルの奪取を目論み、今年度最有力候補と呼ばれた。日本人に帰化した中国人が日本人になりすまして慰霊碑建立や謝罪といった小ワザ、どさくさにまぎれて大声でがなるロビー活動など、大小織り交ぜた技の数々で敵チームを次々と撃沈させていった。そしてベスト4。前年度優勝国の韓国を前にして、陣中見舞いに来た蒋介石が「そんなことしらんけど」と、この大会の趣旨を理解しない発言をしてしまった。この発言により、決め手を欠いた中国は、世界四大文明にしれっとコリアン文明を含め、世界五大文明として学校教育を行っていた韓国にあっさりと敗北した。
第二次世界大戦の爪痕――あの戦いによって俺たちの国は(2012年)
2012年、ギリシャは絶望的な金融破綻危機にあり、誰もが明日を生きる希望を失っていた。そんな中、ある男がこういった「俺ら、第二次世界大戦でどれだけの被害を被ったっけ・・・。計算してみようずwww」その言葉にギリシャ国民はもとより、国家全体が活気に満ち溢れた。「そうだ・・・50年前にもらった金なんて知らねぇ、いや、そんなもんなかったんだ!」「金がなきゃもらうんだよ!」
そして、その「言葉」を言った男スタイクラス財務次官はにやりとしながらオリンピック発祥の地である祖国にて高らかに宣言した。「我々ギリシャは、エクストリーム・歴史改竄に参加します。」


CAVE-現在進行形で「エクストリーム・歴史改竄」を実行中の素敵企業