二ビル通信

えげつない問題を勝手気ままに取り上げるブログ


スポンサーリンク

コモディティ(必需品)の高騰で世界は


スポンサーリンク

必需品の価格上昇が、一段とその速度を速めている。チェニジアか
ら始まった食料品高騰による庶民の不満は、エジプトに飛び火して
いる。              Fより

はじめに
この必需品高騰の原因は、金融危機に対処するために、米国が金融
緩和を行い、かつての日本の円キャリートレードが世界の不動産バ
ブルを膨らませたように、ゼロ金利かつドル札を増刷して「ドルキ
ャリートレード」を産み、それが新興国のバブルを引き起こしたこ
とである。

もう1つが、中国の急速な資源・食糧の買いあさりである。中国は
現在、 2007年実績を23%上回る量の石油を消費し、かつ、銅の消費
量が63%、綿花と大豆の消費量が18%増加し、ワインの消費量も増
えている。しかし、現時点、世界的な異常気象で農産物は減収ぎみ
であるのに、中国は供給されたドルをばら撒いて、資源・食糧を買
いあさっている。

3つ目には、中東諸国の混乱が一層、必需品価格の高騰を早める事
態になっている。エジプトの混乱で、NY金は21・90ドル高の1341
・70ドルに大幅上昇している。石油などその他資源も同様な値上が
りになっている。このため、世界の発展途上国や独裁国の国民は、
食糧の高騰で不満が出て、新しい紛争が起きる事になる。2008
年後半と同様な事態になっている。

そして、米国は、中国に石油や資源、食糧を高値で供給して米国の
景気回復を図ろうとしている。しかし、米国が中国による景気回復
を機にドル金融緩和をやめたとき、中国への大量ドル供給が止まり
、逆方向のドルキャリーの巻き戻しが起きて、新興国、特に中国の
バブル崩壊が起きる危険がある。この中国のバブル崩壊がリーマン
ショック後の景気後退と同じような世界的な景気後退になり、金融
資本主義の真の意味での大混乱になるように感じる。

この時、日本が欄外にいることはできなく、この世界的な混乱に巻
き込まれることになる。日本が得意とするAVや自動車や工業製品
とその部品は輸出できなく、食糧や石油は輸入する必要があり、こ
のため貿易赤字になる。これにより、円安方向になり、益々日本国
内での石油や食糧は価格高騰することになる。これで、国内産の食
糧や資源の方が安くなるはず。

このような予測ができるので、日本経済の体質改善を図る必要が待
ったなしであるが、政治は動かない。ここは、この事態に備えて、
経営者や国を憂える有志で、行動を起こさないと間に合わない。技
術的な問題は大きく解決しているから、後は行動が必要なのである。

世界経済の変革へ
西洋文明と東洋文明は、800年周期で覇権を交代してきた。今ま
では西洋文明の時代であったが、どうもその終焉になってきたよう
に感じている。自然を克服するという考え方に無理があり、自然と
人間が共生した考え方に世界はシフトするしかない状態にあると見
る。この文明交代期に現在、世界は直面している。