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二ビル通信

えげつない問題を勝手気ままに取り上げるブログ


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日本は自費出版詐欺大国


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詐欺まがいの自費出版にご注意下さい。

私どもの出版形態も自費出版です。自費出版というのは本を作るための経費を著者が負担し、文字通り自費で出版する形態の事です。出版社によっては、共同出版や共同企画出版などという言い方をするようですが、基本的には著者が経費負担するという意味では一緒です。

詐欺まがいの自費出版とはどんなものなのでしょうか?

まず自費出版の現実からお話します。ほとんどの自費出版本は、ほとんど売れません。下手すると初版500冊でも450冊戻ってきます。全く売れない本もあります。

なぜ売れないのか、当たり前の話ですが、まず書店が置いてくれません。

全国には約17000店の書店があると言われていますが、全ての店舗に置いてもらえれば17,000冊は確実に必要になりますが、書店だって商売です。売れない本を置いておくのはスペースの無駄です。人気作家の本や実用的な売れそうな本を中心に並べます。当然見た事も聞いた事もない作家の本より優先的に大出版社の人気作品を置く事にするでしょう。

さらに運良く置いてもらえたとしても、そんな無名の作品を手に取ってくれる読者はほとんどいないでしょう。結果返本として返ってきます。

しかし本を出す以上、ある程度の冊数は印刷する必要があります。印刷コストの問題が出てくるからです。ネット上にも安い印刷会社がありますから調べてみればわかりますが、本を印刷するにも一度にある程度刷らないと一冊あたりの単価は非常に高くなります。初版500冊なんて出版社があったとしたら、それは驚異的な少なさでしょう。私が出版するなら3000冊は初版で刷ります。それではじめて本の価格と印刷コストを考えて合う金額になると考えています。もちろん印刷工場を持っている出版社であればコスト削減は可能で、1000冊ぐらいでも合うかもしれませんが、それでも1000冊は必要でしょう。

さて、本題の詐欺まがいという話ですが、もちろん自費出版がすべて詐欺まがいという事ではありません。すばらしい出版社も数多くあるということはお忘れなきようお願いします。

詐欺まがいにも色々な手口があるようです。

まずは○○賞に応募という詐欺まがいの手口。大手出版社でも○○賞はありますし、実際にその応募作品から次のベストセラー作家が生まれているわけですから、あながち悪い方法でもないと思われます。しかし、そのイメージを悪用した自費出版社もあるのです。

賞に応募して来た新人作家に自費出版で本を出すように進めているようですが、この金額に驚きます。

初版500冊で300万なんて話もあるようです。どうやって考えれば元が取れるのかがわかりません。一冊6,000円の原価の本を一冊1,000円で売る?あり得ない話ではないでしょうか。

そもそも、正直な話素人の書いた小説で読むに耐えられる作品なんてのはほとんどありません。日記や自叙伝ならともかく、商売として物を書くのは非常に難しい事です。私も本を書いていますが、正直ライターさんの力を借りなければとてもまともな文章になんてならないものです。それを「才能がある」「磨けば光る」などと煽てて出版させるわけです。

あげく恐ろしい事に500冊のうち20冊は著者に、残りは書店にというのですが、ほとんど戻ってきます。当たり前ですが。その後本が著者に渡されれば良い方ですが、ひどい場合は保管料といった名目でさらにお金を要求されるケースもあるようです。

こうなってくると本自体何冊あったのかもわかりませんね。なぜ著者が費用負担して作った本が戻ってこないのでしょうか。

自費出版というのは不透明な部分が多く存在しているようです。出版にかかる経費も明確になっていませんし、売れると夢見させて騙すような手口は詐欺まがいと言わざるを得ません。

先日も業務停止命令を出された自費出版専門の出版社がありました。

新人作家で小説を書きたい方は、大手出版社の懸賞に応募して下さい。賞が取れないのは、運ではありません。まだまだ実力不足と思って、どんどん良い作品を書いて下さい。スポーツでもなんでも、練習すれば上手くなるものです。認められる作品を書けるまで、自費出版に頼る事はあなたの作家人生を短くしてしまう可能性もあるという事をお忘れなきように。

それでも私は自費出版の出版社を経営しています。それにははっきりとした目的と使命感を感じての事です。

出版は皆さんがご存知の通り、著者のステータスを一瞬にして向上させてくれます。現在士業もクライアントが取れないために、職業として成立しないほどの窮状に陥っています。

そういった士業の先生方には、素晴らしい専門知識を持ちながらも世に出られない方が埋もれています。著書を持つ事でそういった先生方の専門知識を知らしめていきたいという思いと共に、一冊の本を書く事でそういった先生方の知識を整理し、その価値を向上させていきたいと思っています。

しかしながら無名な先生の書いた本が売れて、出版社としての利益を得るまでは難しいと思っています。だからこそわかりやすく明確な料金設定で出版にいたるまでの費用を頂いております。また自費出版の一番のネックである印刷費用を削減するためプリントオンデマンドでの出版を勧めています。そうする事で自費出版にかかる費用を可能な限り少なくし、必要なサポートとそうでない部分を分けています。

また、本を売ることでセルフブランディングを実施するために、SNSやホームページ制作などの戦略立案も含めてご提案させて頂けるように、日々研究を続けています。

ですから残念ながら小説やエッセイなどは当社ではお取り扱いできません。明確な理由があれば別ですが、小説家になりたい方は別の出版社へ行って頂いた方がいいと思います。

売れないのがわかっているというのは失礼かもしれませんが、売れないのがわかっていても出したい本もあるのです。

詐欺まがいの出版社もありますが、よい出版社もたくさんあります。出版の目的に合わせて、くれぐれも慎重に出版社を選んで頂きたいと思います。



吉田 恭教 ・ 私立桃山学院高等学校
ご尤も―。私のところにも出版詐欺関係の相談がありますよ。



自費出版の詐欺に要注意!

自費出版という出版形態が出来た時から、著者と自費出版会社のトラブルが少なくありません。

※この記事は特定の自費出版会社を批判するものではありません。しかし著者と出版社のトラブルが実在していますので、詐欺などのトラブルを未然に防ぐことを目的として書いております。

せっかく書いた力作が、出版という段階になってトラブルになってしまうのはとても悲しく不快ですよね。

自費出版の詐欺に騙されないために、この記事をよく読んでご注意ください。

自費出版とは

書籍などのメディアを著者が自分で費用を出して出版することです。
商業出版のように流通ルートや販売部数を確保するのが困難ではありますが、その反面、自由にコンテンツを出版することができることが特徴となっています。
よくある例が、趣味で作った絵本や詩・俳句の作品集、自分史などの出版に利用されることがあります。

通常の商業出版では、出版社が費用を負担して本屋さんに流通させたり、広告を出したりして「新作が出ました!」という活動を請け負ってくれます。

自費出版では、著者がこの費用を全額または出版社と按分して支払うということです。

自費出版のメリット

自費出版は商業出版に比べて、自由に内容を決めることができます。

商業出版では本が売れて、お金にならないと投資したお金が回収出来ません。
なので、出版社が「この本は多くの人が読んで面白いのか?売れるのか?」という厳しい審査をします。
これは当たり前ですよね。面白くない本を次々に出版していったら、誰も買わないのですぐに倒産してしまいます。

反面、自費出版は著者が費用を負担しているので、出版社は口を出す権限がありません。
もし仮に口を出す権限があったとしても、口を出さないと思います。
なぜなら、売れても売れなくても、出版社としては痛くも痒くも無いのです。

むしろ自費出版として契約した時点で、出版社にはお金が入ってきているので、
「何もしなくてもお金が入ってきてラッキー!」という状態な訳です。

内情はこのような仕組みですので、メリットとしては「自由な内容で出版できる」ことくらいでしょうか。
自由な内容で出版できるということもデメリットに変わってしまうおそれがあります。

「どうしても言いたいこと」や「どうしても大々的に残しておきたいもの」があったとします。
そこで自費出版という形態で出版しました。
・文章力は大丈夫でしょうか?
・特定の人から批判を受けそうな内容はありませんか?
・本を買った人が満足する内容でしょうか?
これらは熟練の編集者がチェックする内容です。

だれの審査も入らない作品が世の中に出回ることは、少し怖いと思うかもしれません。
後から読み直してみて、この部分は言い回しが不適切だったから変更したいと思っても、世の中に出ている分は変更できません。
これが不特定多数の目に触れてしまうのです。

このようなリスクを考えて、それでも書きたい内容があるという人が自費出版をするべきだと思います。これはとても素晴らしい事だと思っています。

ここまで考えてみると、なぜ自費出版をしたいと考える人がこんなにも増えてきているのでしょうか?著者にとっての負担が大きすぎる気がしませんか?

自費出版の詐欺

ここまで読んできて、本当に騙される人は居るのか?と思うかもしれませんが、残念ながらいらっしゃいます。

一番有名なのは「夢につけ込む」手口です。
これを読むと人ごととは思えないのではないでしょうか。

○○賞を受賞しました!

新聞の広告に「自分史を書いた人は、ご応募してください。有名作家の○○氏が添削します。優勝者には出版にかかる費用を全額プレゼントします!」と書いてあるのを見つけたAさん。

「ちょうどもう少しで自分史が書けそうだし、応募期限にも間に合いそうだから、軽い気持ちで送ってみるか!」と考えました。
2週間後、晴れて自分史を書きあげることができました。
自分で言うのもなんですが、なかなかの作品です。

まさか優勝ができるとは考えていませんが、「運が良ければ無料で出版できるのか~。まあ、優勝できなくても良い作品が出来たから家族にだけ読んで貰おう!」と思っています。

送付してから1カ月後、出版社から手紙が届きました。
まさか優勝する訳が無いと思い、それでも少しドキドキしながら開封しました。

「残念ながら、優勝できませんでした。」
という文章が目に留まりました。

「やっぱりな。」
と思いながらも、少し落ち込んでいるAさん。

手紙を読み進めてみると、
「今回は残念ながら優勝は他の方になりましたが、Aさんの作品にとても感動しています。もう少し手直しをすれば、ベストセラーになるかもしれません。今までに執筆の経験はありますか?良かったら、お話をさせていただきたいのですが、会社に来てもらえませんか?」
という内容が書かれています。

Aさんは力作が褒められたことがよほど嬉しかったようです。
翌日出版社に行きました。
出版社の方から、

「こんなに良い作品はなかなかありません。
こんな所で埋もれているのはもったいないのです。
良かったら自費出版をしてみませんか。
本当は300万円かかるのですが、Aさんは○○賞になったので、100万円で出版ができます。
有名作家の○○さんも、この作品なら結構売れるのではないかと言っています。
印税が入った場合は、Aさんに7割お支払いします。
1年間ほどで、100万円の元が取れ、その後は不労所得が毎年入ってきます。」

と言われました。

その日は、帰って妻に相談することにしました。
夕食の時、妻にさっき言われたことをそのまま言ったのですが、相手にしてもらえません。

それでもこの話に乗らないと、一生に一度のチャンスを逃すかもしれないと考えたAさんは、妻の反対を押し切り、孫のためにずっと貯金してきた口座から100万円を下ろし、出版社に契約に行きました。

そして一年後、Aさんは失意のどん底にありました。
なんと自分史は30冊しか売れていなかったのです。

この一年間、出版社に何度も話をしに行きました。
「売れると言っていたのに、売れないじゃないか!
100万円はどうしてくれるんだ!」

出版社は、
「お金は返せない。売れないのはAさんの作品がいけないのでは?」
の一点張りでした。

Aさんは一年間、抗議し続けましたがとても疲れてしまいました。
そして泣き寝入りせざるを得なくなりました。

「せっかく楽しく完成させた作品が、こんなことになってしまった。
それならあの時、妻の言うことを聞いておくべきだった。
それより、完成した時点で家族にだけ見せて、色々と話がしたかった。」

まとめ

すべての自費出版会社が詐欺という訳ではありません。

それでも自費出版でのトラブルが多いので、くれぐれも気をつけてください。

契約書にサインする前に、プロに相談したり、友人・知人・家族にしっかりと相談してみてください。




マスコミで取り上げられる文芸社の労働問題
 共同出版自費出版の最大手である文芸社は、自費出版商法だけではなく労働問題で揺れています。文芸社では労組(東京管理職ユニオン文芸社支部)支部長に対するパワハラ(追い出しい部屋)が明らかにされています。以下が東京管理職ユニオン文芸社支部のホームページ。

東京管理職ユニオン 文芸社支部

 文芸社の労働問題はネットメディアであるマイニュースジャパンでも取り上げられました。

「廃棄原稿を入力しろ」現役社員が語る文芸社“追い出し部屋”の手口(マイニュースジャパン)

 同じ問題が、今度はフジテレビおよびレイバーネットでも取り上げられる予定です。




日本文学館が入賞者を捏造
 日本文学館文芸社の関連会社)は多数のコンテストを行い作品の応募を呼び掛けていますが、ホームページで架空の入賞者を発表し賞金の授与を免れていたことが報じられています。

 詳細は以下の「クンちゃん」(元文芸社社員で文芸社の告発を行っている)のブログのカテゴリー「日本文学館のコンテスト商法」をお読みください。

日本文学館のコンテスト商法

 捏造された受賞者の一例は以下のページでご覧いただけます。

日本文学館、てんこ盛りコンテストの裏事情! そのⅢ

日本文学館、てんこ盛りコンテストの裏事情! そのⅳ

日本文学館、てんこ盛りコンテストの裏事情! そのⅤ

 コンテスト商法(賞ビジネス)とは、共同(自費)出版社がコンテストを主催し、受賞作品を無料で出版したり賞金や賞品などを授与するというもので、応募者を共同(自費)出版へ勧誘することが目的と考えられます。また、コンテスト入賞者を捏造することで、多くの方が入賞して賞金を得ていたように見せかけ、本来入賞者に授与されるべき賞金や賞品を免れることができます。

 非常に悪質な不正ですが、日本文学館は事実関係や謝罪の公表はしていないようです。




インターネットを利用した広告・賞商法にご注意ください
 最近は悪質な自費出版共同出版)業者の新聞広告は減ってきましたが、インターネットを利用した広告が増えているようです。

 ブログ運営会社と提携してブログの管理画面に広告を出したり、小説やイラストなどを投稿するSNSと提携してコンテストを募集するなどといった情報が寄せられています。

 ブログの場合は、ブログの書籍化を狙ってのことと思います。またSNSの場合はもちろんアマチュアクリエイターをターゲットに、落選者に高額の出版に勧誘する可能性があります。

 たとえばTinamiというSNSでは文芸社がコンテストの作品募集広告を出しています。

http://www.tinami.com/contest/bungeisha?waad=0HtAX9Ps

 悪質な自費出版社の主宰するコンテストは「賞商法」「賞ビジネス」とも呼ばれており、過去には新風舎(倒産)がこの商法を大々的に展開して大きな問題となりました。新風舎は落選者に高い評価の講評を送り、出版社に一方的に有利な出版を勧誘していました(文芸社も類似した出版形態を行っています)。

 昨今では自費出版の本も書店に流通させることが一般的になりましたが、自費出版の書店販売は悪質な自費(共同)出版社が著者の「書店で売りたい」という心理を利用して広めてきたという経緯があります。たとえ内容が良い本であっても大部数が売れる事例はごく稀です。ブログの書籍化、賞商法、甘い勧誘にはくれぐれもお気をつけください。




文芸社とのトラブル事例
 Cさんは3年前、文芸社の営業マンから「良い作品は共同出版で、中身のない作品は自費出版しかありませんが、会議であなたの作品は、自費出版でなく共同出版に決まりました。大変評価が高いですよ」と電話があり、「200万円くらいかかりますが相場です。でもよい作品はテレビドラマや、全額返金もあります」と説明され契約をしました。

 契約をしたら、契約前後は度々あった電話やメールがピタリと止まりました。本が出版される頃になって、「直接本屋さんに営業に行ったり、本が置かれているかどうかを確かめたりしなで下さい」などと書かれた文書が届き不審に思っていたところ、友人から、一部の書店では棚に置かれていたが、一部の書店では目立たない隅の棚やレジの下にあったと聞かされ愕然としました。

 この事に「だから自分で本屋さんを調べたり行ったりしないでくれと言うことだったのか」と抗議すると、「まだ書店が並べる前だったのでしょう」とか、「注文された本は棚に並びませんから」と言う答えでした。

 出版から2年が経過したところで、8万円近くの倉庫使用料の知らせが届いたため驚いて倉庫料金についての資料を読みかえすと、2年目から在庫冊数に応じて月額の倉庫使用料が発生しており、書かれていた表には一見、一年分と勘違いするような一万円以下の月単位の倉庫料が書かれていました。

 また、契約前は共同出版という説明でしたが、契約書に書かれていた売上還元タイプのことを専門家に尋ねて、違う意味であることを知りました。出版、委託販売、全ての費用が作者持ちで、自費出版と変わらないこと、印税タイプなら倉庫代は会社持ちだけど還元タイプは倉庫代まで払うことを知りました。おまけにインターネットで調べて自費出版の相場より倍くらい高いことを知りました。

 文芸社に「出版費用の半額を返せば倉庫代は払う」と抗議のメールをしたところ、「何を根拠に半分返せといわれているのかわからない。倉庫代は書類に書かれており契約に違反しているのはあなたです。払う意思がないのなら、手続きに入らせてもらいます」と裁判手続きにも取れるような返信がありました。実際に文芸社は裁判を起こしていることもサイトで知りました。

 またインターネットで調べたところ、文芸社は提携書店に専用の棚を有料で借りていて売れ残った本を買い取っているということも知りました。この点について質問すると、以下のような返事がありました。

 「買取が事実かどうかということが、著者の方にどういう理由でどのよう不利益が生じるのか是非お聞かせください。つまり買い取りをしているかどうかを回答する以前の問題です。」

 質問の答えにもならないような回答が返ってきました。買い取りにかかる費用は著者が支払った出版費用に含まれていると考えられるし、有名書店であなたの本が売られますと勧誘していたのが実は、買い取りをするから書店は文芸社の本を置いていたとなると、著者たちは文芸社を信じません。勧誘時に売れ残りの本を買い取るシステムを知っていたなら、契約などしませんでした。また買い取りシステムであることを契約前に知らせず、買い戻した本を「返品」と称しているなら、著者にとって不利益となる事実を隠して契約させたことになります。

 しかし、文芸社は都合の悪い質問には開き直り倉庫代を主張します。勧誘内容と契約が違う事や、精算書に書かれた書店からの返品数が実際に書店に並んだ数より多い事や、買い取りの質問を何度もしましたが納得のいく回答は得られませんでした。協議した結果、1年分の倉庫料金を支払い、それ以降もかかっていた四ヶ月分の倉庫料金は支払わないということで合意しました。

 送られてきた「合意書」には、「甲と乙は、本件合意後、相互にまたは第三者に対し一切異議等を申し立てないものとする」という、メールで約束していない項目までありました。口止めをするかのような項目があることに対して抗議すると、文芸社からはいつになく謝罪の言葉とともに「集団訴訟や書き込みを止めさせる意味ではありません。解除の契約を後になり取り消すなどないよう処分した本を返却希望されないため書いています」との返事がありました。そこで、合意していない項目に取り消し線を引いて返送しました。

 本を出すという夢を叶えたい人達は、甘い勧誘言葉や契約書の中の専門用語に気を付けて、相場を調べてから後々トラブルや不快な思いをしないよう出版を検討していただきたいと思います。


   *******

 「共同出版に選ばれた」と伝えながら、売上還元タイプの契約書を送付し、「印税タイプ」と「売上還元タイプ」の説明をせずに「売上還元タイプ」の契約書を送るなど、契約に際して著者を錯誤させており、大きな問題点があります。また、文芸社の作成した合意書には、裁判を起こしたり第三者機関に情報提供をしないよう求める項目があり、トラブルを隠そうとする意図が伺えます。

 合意が成立して解約をする場合は、合意書の内容をよく読んで理解し、合意していない項目があれば削除や訂正を求めるべきです。




倉庫料金に注意
 文芸社の流通出版には「印税タイプ」と「売上還元タイプ」があります。「売上還元タイプ」は制作費用や販売費用は著者負担ですが、売れた本の本体価格の60%が著者に支払われるというシステムです。本の所有権が著者にあり印税ではなく手数料を差し引いた売上金が支払われますので、「印税タイプ」より著者への支払いが多いのですが、2年目からは月額の倉庫使用料がかかりますので注意が必要です。

 一般に、初版が発売された年は友人や知人などによる注文などによってある程度は売れますし、1年目は倉庫使用料がかからないので著者にはある程度の売上金が支払われます。しかし、2年目からは在庫の冊数に応じて月額の倉庫使用料がかかり、売上還元金の精算と合わせて一年分の倉庫料金がまとめて請求されます。月額倉庫料金は千円単位であっても在庫数が多いと年額ではかなりの金額になります。例えば、在庫部数が700冊の場合は、税込の月額倉庫料金は7,350円となり、年額では88,200円にもなります。多くの場合、2年目以降は本の販売数が大きく減りますので、倉庫費用ばかりがかさむということになりかねません。つまり、2年目以降は本が売れなければ万単位のマイナスになる可能性が高いということです。

 自費出版の本はあまり売れない場合が大半です。1000部もの本をつくっても、それほど売れなければ倉庫料金がかさみむだけではなく、せっかく大金をかけてつくった本を処分しなければならなくなります。自費出版を考えている方は、書店販売すべきかどうか、適切な部数は何部くらいなのかをよく考えて判断してください。




新聞社への質問書

 朝日新聞社毎日新聞社読売新聞社産経新聞社日本経済新聞社および北海道新聞社に以下の質問書を送付しました。

                   *     *     *

                                        2008年7月21日
     新聞社
代表取締役社長        様

                            共同出版自費出版の被害をなくす会
                                     代表 松田まゆみ

       共同出版を行っている出版社の広告掲載についての質問書

 当会は、共同出版協力出版などと称する悪質な出版商法の被害をなくすことを目的に活動しているNGOです。
 昨年は共同出版最大手の新風舎が著者らに提訴され、詐欺的な商法としてクローズアップされましたが、悪質商法への批判と放漫経営によって今年1月に破綻し、同様の出版形態を続けている文芸社に一部の事業が譲渡されました。
 新風舎と同様の商法を行ってきた碧天舎は2006年に倒産しており、かねてから批判されていた共同出版社の大手である文芸社新風舎碧天舎のうち2社もが破綻するという事態に至りました。ほかにも同様の商行為をおこなっている出版社は多数あるものと推測されます。
 インターネットなどではかねてから共同出版が批判されていましたが、大手新聞社はこのような出版形態の本質的な問題点をほとんど報道することなく、これらの出版社の原稿募集の広告を掲載し続けてきました。碧天舎新風舎の被害者の中には大新聞が広告を掲載していることで安心して契約をした方も少なくありません。また、文芸社をはじめとした同業者の広告は今でも掲載されています。
 そこで、悪質な商法を行っている出版社の広告を掲載してきた大手新聞社に、この商法の問題点をご理解いただくとともに、広告を掲載してきたメディアとしての見解をお聞かせいただきたく、以下の質問をさせていただきます。お忙しいところ恐縮ですが、8月20日までに書面にてご回答くださいますようお願い申し上げます。
 なお、この質問書は公開とし、回答は当会のサイトhttp://nakusukai.excite.co.jpに掲載させていただきますことを申し添えます。

                         記

 はじめに、当会が問題としている商行為について説明させていただきます。
 本の出版形態は、著作者を顧客とする自費出版と購読者を顧客とする商業出版に大別されます。
 従来から行われてきた自費出版は、著作権者が制作サービス会社(出版社)に本の制作や販売を請負ってもらうサービス事業を指していました。すなわち著作権者自身が事業主体となって自費で本を制作する出版形態です。以前は制作サービスのみ行う業態が主流でしたが、昨今では販売サービスを付加している会社も少なくありません。すなわち制作サービス会社が手数料をとって著者の本を流通させ、著者に売上金を支払います。自費出版では制作サービス会社の顧客は著者であり、本を購入する読者は著者の顧客という位置づけになります。
 これに対し、商業出版とは出版社が販売を目的に自社の商品として本を制作・流通させる業態です。この場合、本来著作権者がもっている出版権(複製と頒布の権利)を一時的に出版社が独占し、その見返りに著者に印税(著作権使用料)を支払う契約を交わします(著者に所有権のある本をつくり流通させるサービスの契約ではありません)。出版社が主体の出版事業であり、出版社の顧客は本を購入する読者であることが前提の契約です。近年では出版社のリスクを軽減させるために、著者に出版費用の負担を求める場合も少なくないようです。
 当会が問題としているのは、後者のように、著者に費用負担を求めたうえで商業出版と同様の契約を提案する出版形態のうち、実際の出版費用を上回る金額を著者に請求している場合です。共同出版協力出版などという呼称でアマチュアの著者から原稿を募集し、大半の本がほとんど売れないことを承知で作品を高く評価するなどし、出版社に一方的に有利な契約に誘引するものです。共同出版への批判が高まるとともに流通出版・自費出版など名称を変えてきた出版社もあります。
 この商法の最大の問題点は、著者に請求している費用が実際の出版費用を上回っていて著者を顧客にしている点です。倒産した碧天舎新風舎では著者の負担金は「制作費」とされていましたが、制作原価をはるかに上回る費用を請求し、本が一冊も売れなくても利益が得られるシステムになっていたといわれています。新風舎事業譲渡先である文芸社にも同様の疑惑が持たれています(文芸社は著者に請求している費用が原価ではないことを認めています)。
 つまり、出版社は自社の商品の制作・販売にあたり費用もリスクも負担しないばかりか著者から利益まで得、本の売上金も得ていると考えられる商法です。これは出版社に一方的に有利できわめて不公正な取引といえます。本の売上金によって利益を得ることを前提とした出版権の設定契約でありながら、実態は著者と購読者の双方を顧客としているなら、契約内容と実態に乖離が生じています。初版制作費を著者に負担してもらい、販売や保管経費は出版社持ちとしながら実費以上の制作費を請求しているのであれば不当な請求といえます。
 多くの出版社は出版のことがよくわからない著者に、商業出版と自費出版の契約形態の違いを説明せず、制作費の算出根拠も明確にしていないようです。アマチュアの本の大半は書店に並べてもほとんど売れません。そのような事実を十分承知のうえで作品を高く評価して著者に期待を持たせ、大半の応募者を出版社に有利な出版形態に導くという商法です。

 以上をご理解いただいたうえで、以下の質問にお答えくださいますよう、お願い申し上げます。

1.前述したような共同出版の本質的な問題点について、貴社はどのような理解をしていたでしょうか?

2.前述した商行為は悪質と考えられますが、貴社の見解をお聞かせください。なお、文芸社は当会が2回にわたり送付した質問書を無視しており、当会が提示した疑問や疑惑は何ら解明されていません。

3.貴社は広告を掲載する際に審査基準を設けていると思いますが、悪質商法の広告掲載についてどのような基準を設けどのような判断をしているのか説明してください。

4.最大手であった新風舎が倒産し多くの被害者が出ました。以前から共同出版への批判がありながら新聞社はその本質的な問題点をほとんど報道することなく、新風舎の原稿募集の広告を掲載していました。これについて見解をお聞かせください。

5.新風舎の倒産後も同様の商行為を行っている文芸社の広告を掲載されていますが、今後、このような出版社の広告掲載について検討していく考えがありますか。



掲載料金を徴収する“ボカロ絵師100人プロジェクト”がネット上でフルボッコ。サイト閉鎖へ


今人気のボーカロイド絵師たちを100人集めて作品を1冊のイラスト集にしてしまおう、というプロジェクトが2011年6月末に始動したようなのですが、あまりの怪しい内容にあっという間に炎上した結果、サイトは閉鎖されるという結果になったようです。

日付が26日から27日に変わった早々にネット上で話題に上り物議を醸したのは、“ボカロ絵師100人プロジェクト”。

「ボカロ絵師100人プロジェクトはそんなボカロ絵師たちを100人集めて作品を1冊のイラスト集にしてしまおうという壮大な企画です。」

と企画者から出された設立趣旨の下には、

「◇掲載料金◇¥7,000→¥3,500 通常7,000円ですが、2011年7月31日(日)までにお申し込みいただいた方には初回特別価格として半額の¥3500で掲載できます。」

の記載が。
他にも、責任者の連絡先が明示されていないなど突っ込みどころが満載だったためにネット上であっという間に注目を浴び、

・あまりにも胡散臭すぎるだろコレ。「絶対に損はさせません!」って詐欺によくある謳い文句。
・参加費とやらで印刷代は賄われて更に売上は全部こいつがかっさらっていくの?ハラグーロとかいうレベルじゃないんだけど。
・ていうかこいつのイラストのレベルが…。こんなんでよく仕事もらえてるな。
・これ、自費出版詐欺と同じやんwww
・掲載費って何ぞ。7,000×100人=70万も集めた上に販売するって…これが良く聞く同人ゴロなんですね。
・連絡先も無いのに募集とな? 怪しさ大爆発じゃないですかw
・これ説明文をどう読んでも詐欺師の常套文句じゃないか。
・何この燃料。燃えるの? ねえ燃えちゃうの?

とフルボッコに。

中には

・マジこれ出たい
・ちょっとそそられてしまった

と一瞬心を動かされてしまった人もいた様子。

ネット上ではその後、同プロジェクトの企画者の個人サイトやPN、捨てアドで申し込みをして返って来たメールを晒すといった祭り状態になり、果ては、企画者がpixivに投稿していると思われる自画像までが晒され大炎上となりました。
結局、プロジェクトサイトは話題に登ってから一時間ちょっとで閉鎖へと至りましたが、twitter上では「あれ…なんか…知り合い…ぽい…」と反応している人もおり、togatterで「ボカロ絵師100人プロジェクトの鎮火の様子」としてまとめられています。

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個人サイトのプロフィールによると、「専門学校でCGを学び在学中にゲーム会社へグラフィッカーとして就職。退職後はデザイン会社、映像制作会社を経て現在イラストレーターとして活動中」だという企画者。
2011年6月12日には今回プロジェクトのテーマとしていたボーカロイドのサークル誌を発行しており、同誌は現在も「とらのあな」で販売されています。

このサークル誌の発行が今回のプロジェクト始動への引き金となったのかはわかりませんが、今後もしまた同様のプロジェクトを立ち上げたいと思うのであれば、今回の炎上体験を活かして立ち上げて欲しいと思います。


小規模出版社に、小規模に本を刷っていただく前提で、そこには電子書籍も含まれるかたちで、さらには作家がお金を存分に支払っても無理なんでしょうか。結果的に売れなくてもいい、売上は作者から得る、そういうある意味で詐欺的な自費出版ばかりでした。僕も300万円の見積もりを出されたことがあります。そうじゃなくて、しっかりと「出版社をシェアする」というかたちで、善意と熱意のある出版社が個人出版に協力してくれればいいと思います。いっそのことなければ僕が作りたいくらいですよ。:)


自費出版詐欺と似たようなことになるんじゃないのかなあ。新人を見つけて育てるというよりも参加料そのもので儲けてやろうという。しかも、KAGEROUのような限りなく出来レースが疑われる作品が大賞を獲った場合、参加料を出した人たちは絶対納得できないと思う。


自費出版詐欺の延長というかそのままですね。 : 「中国嫁日記」の希有馬さん「これからマンガブログはじめようと思ってる人に伝えたいことがあるのです」



老人や若者を食い物に…自費出版アート商法の闇

“アート商法”とみられる会社の顧客名簿。「俳句」「川柳」の前に、高額の支払い代金が並ぶ(一部を修正処理、クリックで拡大)
 自費出版最大手の新風舎(本社・港区)が民事再生法を適用し事実上経営破綻(はたん)した。ブームを背景にした急成長の影で、 自尊心を刺激し、著者側から高額な契約料を引き出すトラブルを頻発させていた。こうした中、 金と暇をもてあました老人や自己表現に飢えた若者を“カモ”にする新たな商法も出現した。

 新風舎をはじめ、大手3社のうち2社が看板を下ろした自費出版業界。新風舎は一昨年、 講談社を抜いて発行部数で国内トップになったが、こうした激しい浮き沈みの背景には、強引な勧誘手法があった。

 「新風舎商法を考える会」松田まゆみ代表(53)は「広告塔となる有名人を選考委員にして賞を勝手に作成。 『あなたの作品が賞の最終選考に残った』など、著者側の自尊心をくすぐり、強引に勧誘する。不透明な契約金もトラブルの原因です」 と指摘する。

 一方、団塊以上の世代やアーティスト志向が強い若い世代らに被害が急増している“アート商法”という新たなトラブルも発生している。

 「契約者の自尊心を利用して勧誘し、出品料として莫大な金額を請求する。やり方としては著者から出版料を負担させる自費出版に近い」

 こう証言するのは、展示会の企画、運営を行う会社の元女性社員(30)。一般から短歌や川柳、詩、俳句、 絵画などのアート作品を集めて展示会を開く自費出版の「アート版」だ。

 民間信用調査機関によると、この会社の07年の売上高は10億円超。元女性社員は、その危うい勧誘方法をこう語る。

 「勧誘対象は高齢の資産家。素人に毛が生えたような作品にも『海外の評論家の目にとまった』『有名教授が推薦している』とおだて、 運搬料、保険料、寄付金を取る。限りなく詐欺に近い」

 さらに、「絵画なら画集、文芸物なら書籍にすると持ちかけ、書籍化されると今度はそれを再度展覧会に出品させる。搾るだけ搾り取る」 と。その金額は5000万円以上にもなることもある。

 この会社と契約した千葉県在住の女性(85)は「最初は国内の展覧会に詩を出品しました。その後、詩集を作ることになり、 フランスのルーブル美術館などに出品するといわれた」という。

 女性は約1800万円を投資した。女性のもとには別の同業者5、6社から勧誘があった。その裏側を前出の元女性社員はこう明かす。

 「顧客リストが出回っている。一度、取引に応じた顧客はカモとして違う業者から勧誘がくる。営業はノルマが厳しく、 契約を取るために体を差し出す女の子もいた」

 国民生活センター・取引指導課は「最近、同様の相談が見られるようになった。 特に70代以上と30代以下の世代に被害が集中している」と注意を呼びかけている。



協力出版は詐欺商法か? 文芸社刑事告発回想記 その1

刑事告発の発端
 このブログではほとんど触れていなかったのだが、私はかつて文芸社を詐欺容疑で刑事告発したことがある。告発からもうだいぶ経ち忘れかけていたのだが、元文芸社社員の「クンちゃん」によると、どうやら私の告発によって地検から呼び出しをくらったクンちゃんは東京地検にかなり絞られたらしい。そんなわけで、忘れかけていた告発のことについて書きとめておこうと思うようになった。

 私が文芸社と契約し、トラブルとなって解約したのは2001年のことだ。文芸社とのトラブルのことは北海道新聞の取材を受けて記事にもなったし(ただし記事には文芸社という社名は出ていない)、契約から解約までの経緯は月刊誌「創」2002年11月号にも手記を投稿したので、当時はそれ以上この問題を追及するつもりはなかった。

 ところが、「文芸社商法の研究」という冊子を30部程度作成して仲間内に配布した自費出版業者の渡邊勝利氏に対し、文芸社名誉毀損で1億円の賠償を求める訴訟を起こしたのだ。訴状の日付は2002年7月30日だ。渡邊氏は、以前から文芸社新風舎などが行っている協力出版共同出版といった出版形態について果敢に問題点を指摘し警鐘を鳴らしていた。年間1000点以上もの本を出版して自社ビルももつ文芸社が、小さな出版社社長を相手どって1億円もの損害賠償をふっかけたのだ。私には批判を封じるためのスラップ(恫喝)訴訟としか思えず、治まりつつあった私の怒りに火を付けることになった。

 渡邊さんの裁判によって、文芸社が著者に請求している制作費は実費ではなく文芸社の利益が含まれているということが明らかになりつつあった。このことこそ、私が文芸社とトラブルになった要因だった。渡邊さん監修の「自費出版Q&A」(東京経済刊)などを読み、文芸社の商法の実態を知るにつけ憤りを肥大させていた私は、文芸社が渡邊さんを提訴したことをきっかけに詐欺による刑事告発を決意したのだ。

警察署への告発
 とはいえ、私は法律のことはよく分からないし相手は東京にある会社だ。そこで地元の帯広警察署に電話をして相談をしてみた。2003年(平成15年)6月頃のことだ。担当の警察官は私の話を聞き「文芸社って新聞なんかに広告を出している有名な会社でしょ。そういう会社が詐欺なんてするわけがない。詐欺商法というのは、幽霊会社みたいなのがやるんだ」とのたまう。文芸社の巧みな商法についてまったく分かっていない。私が食い下がると、資料を持って警察署に来るようにと言ってきた。一度は帯広警察署に出向くことも考えたが、帯広警察署に告発したところで捜査は東京の警察署になるはずだ。大量の資料をかかえて帯広警察署に行っても無駄になるだけだろうと考え直し、警察に行くのを取りやめた。

 次に相談したのは新宿警察署だ。対応した警察官はまじめで親切に対応してくれ、文芸社の管轄は四谷警察署になるといって連絡先を教えてくれた。そこで、6月19日付で四谷警察署に資料を添えて告発状を送付したのだ。とはいえ、告発状などというものは書いたことがない。弁護士に書き方について尋ねてみると、形式は決まっていないので誰が、いつ、どこで、何をしたのか、ということをきちんと書けばいいという。とりあえず、錯誤して契約したこと、費用の分担をするとしながら実際には何ら費用負担しておらず不当な請求をしているという主旨の書面を書いた。23日に刑事課のS氏から留守電があり、検討中だから後日連絡するとのことだった。

 ところがS氏からは待てど暮らせど電話がこない。そうこうしていると、8月7日に「hensyu55」という差出人名でウイルス添付の電子メールが送られてきた。「hensyu55」という名称は、私とやりとりしていた文芸社の編集者の差出人名と同じだ。不可解に思った私は、そのメールの発信者情報を調べてみたのだ。どうやって調べたのかもここに書いておこう。

 その時、実はパソコンにはウイルス対策ソフトを入れていなかった。だから、添付ファイルを開けていたら感染したはずだ。普通だったら怪しいと思ったメールはすぐに削除してしまうだろう。しかし、これほど不可解なメールもない。とりあえず削除せずにそのメールをフロッピーディスクにコピーし、別のウイルス対策ソフトを入れているパソコンで開いてみた。そうすると、発信者情報などが出てくる。それを見る限り発信者は文芸社と特定できるものだった。添付ファイルはPE BUGBEAR Bというウイルスであることが分かった。プリントすると、メール本体の情報のあとにアルファベットや数字の羅列が何ページもあり、それがウイルスの部分だ。このウイルスについて調べてみると、いわゆる「トロイの木馬」というタイプで、感染するとパソコン内部の情報を盗み見ることができる。また、感染するとアドレス帳などに登録されているアドレスに勝手にウイルスを送信してしまうというタイプだ。

 もちろんこのウイルスは意図的に送られたのか、あるいは文芸社のパソコンが誤ってウイルスに感染したことにより自動的に送信されたのか分からない。前者なら犯罪行為に等しい。後者なら会社のセキュリティ対策を問われるし、解約した人のメールアドレスも削除しておらず個人情報の管理も杜撰ということになる。それに誤って自動的に送られたなら、お詫びと対処法のメールを送るのがマナーだが、それもない。とにかくこのタイミングでのウイルスはなんとも不可解で不気味だ。このあとでウイルス対策ソフトをインストールしたのは言うまでもない。

 こんなこともあったので、こちらから刑事課のS氏に電話をしたり質問書を送付したのだのが、S氏はうだうだと受理できないという態度をとり続けた。

 さらに驚き呆れたことがある。四谷警察署は費用に関して新風舎碧天舎、近代文藝社に事情を聞いた上で「不作為の欺罔」であると判断したという。普通の自費出版社ではなく同じような共同出版商法をやっている会社に聞いたというのだから、開いた口が塞がらない。こちらも堪忍袋の緒が切れて「検察に直接出したい」というと、S氏もこれで厄介払いができると思ったのか、検察に出してくれと言って資料などを送り返してきたのである。


コミケ】出版社の名刺を出して無料で作品を持って行こうする輩に注意!

コミケのたびに呟いてますが、会場で出版社の名刺を出して皆さんの作品を無料で手に入れようとするような人は、偽物か、もし仮に出版社の人間であってもロクな仕事はしません。最初の読者として作品に「無料」の値札を付けるような人と仕事をしても苦労するだけなので、くれぐれもご注意ください。

コミケで名刺おいてく出版社とか通販業者の営業さんはもちろん大多数の人はマトモ(本買ってから名刺出して話をする)なんですけど過去のバイト情報サイトに「コミケでタダで本読み放題の楽しいバイト!立ち読みして簡単な説明をするだけ!」みたいなクソ募集載ってたことあるからそうゆうのもいる

さっき艦これ絵師の偽物あらわるの話が出て来たので、コミケ前だし。もう何年も前から「出版社ですが」とか企業を装って暗に、もしくは明示的に本をただでもらおうとする輩が出没しているらしいのでサークルは注意のこと。いくらでも偽造出来る名刺は身分証明にはなりませんので。

【意見】基本的に大手の出版社はどっかの公式の人が名刺を配る事はあっても、それに対して要求してくることはない。うちも某ネトゲ運営会社の社員さんから名刺をコミケでもらった事はあるが、粗品だけ受け取って挨拶をしてさって行った。


コミケ開催目前!タダで同人誌をせしめる詐欺まがいの行為に注意! 今多いのは「出版関係者のフリ」 yaraon.blog109.fc2.com/blog-entry-258… @yarare_kanrininさんから 有名出版社の名刺を偽造してくるやついそう


少し前までコミケで出版社名詞を出して挨拶すると、近隣のサークルに妬まれるから作家さんのところへ挨拶に来る編集さんは社名出すなとか名刺配るの禁止とか云われてるって編集さんが云ってた。
いまはもう解禁なの?


コミケ開催目前!タダで同人誌をせしめる詐欺まがいの行為にご注意を

来る8月15~17日にかけて東京ビッグサイトで開催予定のコミックマーケット86を前に、
同イベントに参加予定の出展者に向け、詐欺まがいのある行為に関する、
注意喚起の声がtwitter上で流れている。

今回、「要注意」として広まっているのは、出版関係者のフリをして、無料で同人誌をせしめるという行為。
2007年にこの行為を実行したと思しき人物の、mixiへの書き込みから広まったもので、
それ以降、毎年のように様々なユーザーからアナウンスされているものだが、
被害が後を絶たないことから、今年もコミケの開催を前に、拡散しているようだ。

なお、具体的な手口としては、"ありそうでない架空の出版社"の名刺を差し出し、
資料集めのような体を装って接触してくるというケースが多いようで、それが連載などに繋がるのでは?
と思った出展者は、思わず自作の同人誌を無償提供してしまうのだという。

無論、こうした行為を行う不届き者は、文言や使用する名刺に細心の注意を払い、
すぐには詐欺事件として立件されないギリギリのラインを突いてくることがほとんど。
この夏、コミケに出展するという人は、くれぐれもご注意頂きたい。
http://news.ameba.jp/20140801-571/

2 :[v a g i n a] R e p r o d u c t i o n d o n ’ t h a v e a d m i t @ D o t o u c h A d !:2014/08/01(金) 21:54:33.19 ID:534SQWHv0
犯罪者vs犯罪者
ファイッ

3 :番組の途中ですがアフィサイトへの転載は禁止です:2014/08/01(金) 21:54:41.50 id:CtFwyVkO0
作家ゴッコしてる素人達に夢を与えてくれる存在だろ


犯罪本市だろ
さっさと中止しろ



コミケに行く人が自費出版ビジネスに引っかけられた、それが悲しい

  • Jan 31, 2009

出版日記|夢とウツツの狭間にまに

共同出版とか自費出版とかの話のリンク元を辿った中に、文芸社自費出版ビジネスで悪評が多い会社の一つ)で自費出版した人のブログがあった。断片的に語られた情報によると、以下のような感じだったそうだ。

出版は2008年6月で、ごく最近の出来事。
賞に応募して、落選したが、後日「自費出版してみないか?」という連絡が来た。
「プロデビュー、ではない」「契約書店の店頭に一定期間だけ置かれる」「お金がかなりかかる」「この出版で著者自身が儲かる見込みは無い(が、次のステップに繋げられるかもしれない)」という説明は、担当者からあった。
部数は不明(著者の元に40部、最低でも配本先27店舗に2部ずつ回ったようなので、100部以上と思われる)
部数は合計で1000部
、ページ数103ページ、費用は120万円ほど。
これまでに色々な所で「自費出版はここがインチキ」と指摘されているポイントのいくつかについては、担当者は事実を一応は話していたようだ。ただ、「今回の出版では儲からない。が、次のチャンスに繋がる可能性はある。そのための投資として出そう。」という風に口説いたのは、いただけない。作家としての「次」に……ましてや、「プロ」になんてまず繋がらないのに。

悲しいのは、この人がコミケに何度か一般参加していたらしいということだ。コミケ会場にも小説を置いているサークルはたくさんあるし、「同人誌で」「まずはコミケなり文学フリマなりに出展側で参加する」という所から始めてみることもできたはずなのに……何故、そちらには目を向けなかったんだろう? 何故、飛びついてしまったんだろう? 何故、一足飛びに結果を手に入れようとしてしまったんだろう? とても、やるせない。

前のエントリのコメント欄に、「マンガの場合は同人誌という選択肢があることが比較的知られているから、割が合わない自費出版ビジネスには引っかかりにくいんじゃないだろうか。そういう選択肢の存在(とその実態)を知ることができない人達が、引っかけられてしまうんじゃないだろうか。」という風な事を書いたけど。同人誌という選択肢があり、同人誌即売会の会場の空気とはどういう物か、そこで一体何ができるのかを知っていたはずの人が、引っかかってしまった。コミックマーケットは彼に、作り手として参加する価値を伝えられなかったのか。

参考リンク:

「本を出す」より「本を作る」ほうが好ましい - まんぷく::日記
他人事のように書いたけど……自分だって騙されるかもしれない、ひょっとしたら現在進行形で騙されてるかもしれない。モデリング講座の例もある。たまたま僕が今、声優養成学校とかゲーム制作専門学校とか自費出版とかの暴露話・裏話・告発話に関心があって、それらについてだけは情報を集めているから、こう言えているだけで……それ意外の情報弱者な分野については、分からない。

追記。

「インチキじゃないごく普通のビジネスじゃん」と言ってる人がいた。同じ事を、一時期話題になった株式会社ウェディングなどのデート商法(「将来彼女ができた時のために」とおだてて、美人女性の販売員に接客させて「やがて訪れるかもしれないその時」のイメージを疑似体験させ、判断力を鈍らせて「今必要でない」高額アクセサリを売りつけるやり方)に対しても言うんだろうか。

確かに、この程度では詐欺にはあたらないだろう。「あなたが勝手に勘違いしただけでしょ? 可能性は低いけど、って最初に言ったし、あなたもそれで納得したんでしょ? 本当は『こいつは見る目が無いからこう言ってるけど、俺はこれを足がかりにして大成功して勝ち組になれるって信じてる! 周囲の奴ら全部見返してやる! でも今は謙遜しておこう』って思ってたのかもしれない、本当は『織り込んで』なんていないのに見栄で『織り込み済みですから』って言っただけかも知れないけど、こうして契約書が残ってるんだから『織り込んだ』って世間は見なすんですよ?」って、厳しい人には言われるだろう。

極端な話、本人が気付かないままで満足したままなら問題ない、とも言える。ホメオパシー、新興宗教……こういうのはいくらでも世の中にある。消え去らないということは、やっぱり、「それでも」っていうニーズが常にあるってことだ。ニーズがあるならそれに応える、それは確かにある意味で「普通の商売」だ。「そのニーズに応えていいのかどうか?」っていうことを、抜きにさえすれば。